今年も8名の子どもたちが、なのはな園を巣立っていきました。入園した時のまだ転びそうになって歩いていた子どもたちの姿を思い出すと、なんとしっかりと自分の足で立って歩けるようになったのでしょう。
子どもは生まれて1歳頃に自分で歩けるようになり、行きたいところに行けるようになります。それは自分の夢を自分で実現する力につながります。
でも現代の子どもたちはベビーカーやお母さんの自転車や車に乗って移動することが多くなっていませんか?子どもが自分でバランスを取りながら、自分の足で歩くことは、子どもの健康そして生きる力を育てるためには欠かせないことです。
「歩く」ことを一日の日課の中にぜひ取り入れてみましょう。つい安全な場所で思い存分歩けるようにと思いますが、3歳頃になったら「公園まで歩いて行こう」「園まで歩こう」と目的を持って歩くことによって、「着いたね」という達成感も感じられます。そして何より、歩きながら子どもはたくさんの発見をすることでしょう。
子どもためのいい時間を過ごしてみませんか。
文:松浦 園